FP3級は、いまは紙の試験ではなく、テストセンターのパソコンで解く CBT方式 で行われています。申し込みから結果が出るまでの流れは、紙の試験のころと大きく違います。この記事では、FP3級のCBT試験の申し込み方法・受検手数料・当日の持ち物・休止期間・合格発表を、実施団体の公式情報をもとに整理します。


FP3級 CBTの申し込み方法と当日の流れ|受検料・持ち物・休止期間



はじめに

「FP3級を受けたいが、CBTの申し込み方がよく分からない」「当日に何を持っていけばいいのか知りたい」という方に向けた記事です。

この記事でわかること
  • 受検手数料と、申し込みの手順
  • 日本FP協会ときんざいの違い(実技の科目)
  • 当日の持ち物と、持ち込めないもの
  • 休止期間と合格発表の時期
結論

先に実施団体と実技の科目を決め、CBTソリューションズの受検者ページで会場と日時を予約します。当日は顔写真付きの本人確認書類の原本だけは忘れないでください。

書き手について: 本ブログの運営者は FP3級を保有しています。ただし、この記事は受検の体験談ではありません。日本FP協会と一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)が公表している試験要綱・試験日程をもとに整理しています。制度は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式ページを確認してください。

最終更新日: 2026-10-13


早見表:申し込みから結果まで

項目 内容
試験の方式 CBT(テストセンターのパソコンで解答)
受検資格 FP業務に従事している者、または従事しようとしている者
受検手数料 学科 4,000円・実技 4,000円(非課税・決済手数料は別)
申し込み先 CBTソリューションズの受検者ページ(アカウント作成が必要)
受検日 休止期間を除き、テストセンターの空いている日時から選ぶ
当日の必須品 本人確認書類の原本(顔写真付き・有効期限内)
受検票 発行されない
合格発表 受検日の翌月中旬

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※この章の内容は 日本FP協会「2級・3級FP技能検定 試験要綱」/きんざい「FP3級」ページ より


実施団体は2つある:学科は共通、実技が違う

FP3級は、日本FP協会ときんざいの2つの団体が実施していて、学科試験は共通、実技試験の科目が違います。日本FP協会の説明では、学科と実技の両方に合格すると合格証書が発行され、等級ごとに「ファイナンシャル・プランニング技能士」と名乗ることができます。

日本FP協会 きんざい
学科試験 共通(同一の試験問題)。90分・○×式と三答択一式・60点満点中36点以上で合格 同左
実技試験の科目 資産設計提案業務 個人資産相談業務/保険顧客資産相談業務から選ぶ
実技試験の時間・合格基準 60分・多肢選択式・100点満点中60点以上 60分・事例形式・50点満点中30点以上
受検手数料 学科4,000円・実技4,000円(両方で8,000円) 学科4,000円・実技 各4,000円

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※この章の内容は 日本FP協会「2級・3級FP技能検定 試験要綱」「FP技能検定とは」/きんざい「FP3級」「複数指定試験機関方式」ページ より

注意したいのは、申し込んだあとは科目を変えられないことです。日本FP協会の試験要綱は「決済完了後は、受検する試験(科目)や級の変更はできません」としています。きんざいも科目の変更はできないとし、間違えた場合はキャンセルしてから申し込み直すよう案内しています。

学科と実技のどちらか一方だけに合格した場合は「一部合格」になります。合格した試験の実施日の翌々年度末までは、その試験を免除して残りを受けられます。ただし日本FP協会で申し込む場合、免除できる実技試験は資産設計提案業務だけです。学科と実技を別々の団体で受ける予定があるなら、免除の扱いを先に確認しておきましょう。


申し込みの手順

申し込みは、CBTソリューションズの受検者ページでアカウントを作り、テストセンターと日時を選んで決済する流れです。日本FP協会・きんざいのどちらも、試験の運営を株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ(CBTソリューションズ)に委託しています。

  1. 実施団体と実技の科目を決める(前の章)。
  2. 受検者ページのアカウントを作る。日本FP協会の試験要綱は、受検者ページの氏名を、原則として当日持参する本人確認書類と同じ氏名にするよう求めています。
  3. テストセンターと日時を選ぶ。テストセンターは住んでいる場所にかかわらず全国から選べます。
  4. 試験の免除を申請する(該当する人だけ)。一部合格している人は、予約のときに一部合格番号を入力します。
  5. 受検手数料を払う。きんざいはコンビニ・銀行ATM(Pay-easy)またはクレジットカードの1回払いと案内しています。日本FP協会は支払方法を予約時に確認するよう案内しています。

予約できる期間は、団体によって書き方が違います。

  • 日本FP協会:受検日の属する月を含んで4カ月前の月初から、受検日の3日前まで予約できます。
  • きんざい:申込日の3日後以降、3か月先の月末までの予約ができます。

※この章の内容は 日本FP協会「2級・3級FP技能検定 試験要綱」/きんざい「FP3級」「FP2級・3級(CBT方式)受検申請」ページ より


予約の変更とキャンセル

日時・会場の変更とキャンセルは、どちらの団体も受検日の3日前までです。

  • 日時・会場の変更は、当初の申し込み日(初回の予約日)から最長4カ月(120日)の範囲でできます。
  • キャンセルすると、キャンセル手数料を差し引いて受検手数料が返金されます。きんざいのキャンセル手数料は330円(消費税10%込)です。日本FP協会の手数料は試験要綱の表で確認してください。
  • 「学科試験と実技試験」をまとめて申し込んだ場合、片方だけのキャンセルはできません。
  • きんざいは、試験を欠席した場合は受検手数料の返還・振替の措置はないとしています。日本FP協会も、本人確認書類を提示できず受検できなかった場合は返金しないとしています。

※この章の内容は 日本FP協会「2級・3級FP技能検定 試験要綱」/きんざい「FP3級」ページ より


当日の流れと持ち物

当日に必ず要るのは、本人確認書類の原本です。それ以外の私物は、自分の席に持ち込めません。

持っていくもの

  • 本人確認書類の原本:原則として、顔写真付きで、氏名・生年月日が確認できる、有効期限内のもの。提示できないと受検できず、返金もありません。
  • 受検票は発行されないので、予約の内容は受検者ページで確認しておきます。

席に持ち込めないもの

日本FP協会の試験要綱は、スマートフォン、スマートウォッチなどの通信機能のある機器、腕時計、筆記用具、計算機、参考書を含め、私物は自席に持ち込めないとしています。テストセンターのロッカー等に預けます。

  • メモ用紙と筆記用具は、テストセンターで貸し出されます。
  • 計算問題は、試験画面上に表示される計算機を使います。手元の電卓に慣れている人は、画面の計算機での計算に慣れておくと安心です。

到着と遅刻

  • 試験開始の30分〜15分前までに会場に着くよう案内されています。
  • 遅刻は試験開始から30分後まで認められますが、試験の終了時刻は当初の予約どおりで、延長はありません。

試験のあと

受検が終わるとスコアレポートが渡されます。ただし日本FP協会の試験要綱は、合否は合格発表日に確定するため、スコアレポートには記載されないとしています。

なお、試験問題や解答の内容を、メモの持ち出しだけでなく記憶した内容で第三者に公開することも禁止されています。受けたあとに問題の中身をSNS等に書かないよう注意してください。

※この章の内容は 日本FP協会「2級・3級FP技能検定 試験要綱」/きんざい「FP3級」ページ より


合格発表と、受け直すとき

合格発表は、受検日の翌月中旬です。結果は、日本FP協会では合格発表日の10時からCBTソリューションズの受検者ページで、きんざいではマイページで確認できます。

  • 学科と実技の両方に合格すると、合格証書が郵送されます。
  • 学科と実技を別々の予約で受ける場合は、免除(または自動免除)を申請しておかないと、両方に合格しても合格証書が発行されません。日本FP協会の試験要綱は、その場合は「両方免除申請」を行うよう案内しています。
  • 一部合格者・欠席者・不合格者には郵送物はありません。

同じ科目を受け直すときは、合格発表日の翌日以降でないと受けられません。予約そのものは受検日の翌日からできますが、2回目の受検日は、前回の合格発表日の翌日以後になります。1か月に何度も同じ科目を受けることはできないので、受検日は余裕をもって決めましょう。

※この章の内容は 日本FP協会「2級・3級FP技能検定 試験要綱」/きんざい「FP3級」「FP2級・3級(CBT方式)受検申請」ページ より


休止期間と法令基準日を見て受検日を決める

受検日を決めるときは、休止期間と法令基準日の2つを見ておくと失敗しにくくなります。

2026年度の2級・3級CBT試験の休止期間は、日本FP協会・きんざいとも次のとおりです。休止期間中も、受検の申し込みはできます。

  • 2026年5月24日〜5月31日
  • 2026年12月28日〜2027年1月5日
  • 2027年3月25日〜3月31日

もう1つが 法令基準日 です。試験問題は、法令基準日の時点で施行されている法令を基準に作られます。日本FP協会の2026年度の試験日程では、次のように分かれています。

試験日 法令基準日
2026年4月1日〜5月23日 2025年4月1日
2026年6月1日〜2027年3月24日 2026年4月1日

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税制や社会保険の数字は年度ごとに変わることがあります。使っているテキストや問題集が、受ける時期の法令基準日に合っているかを確認しておきましょう。

※この章の内容は 日本FP協会「試験日程」/きんざい「FP2級・3級(CBT方式)受検申請」ページ より


独学での進め方

独学なら、テキストで全体を一通り読んだあと、問題を解いて間違えた論点に戻る、を繰り返すのが基本です。CBTでは受検日を自分で選べるので、「この日までに問題を一通り解き終える」と先に日付を決めると進めやすくなります。

本番の形式を確かめるには、実施団体の公表問題が使えます。日本FP協会は、3級について「2024年度よりCBT化に伴い、毎年5月下旬頃に1セット分の問題及び解答を公表します」としています。利用のルールは同協会の「試験問題・模範解答」ページで確認してください。

日本FP協会の3級の試験科目は、ライフプランニングと資金計画・リスク管理・金融資産運用・タックスプランニング・不動産・相続・事業承継の6つの分野に分かれていて、投資や税金の記事を読んでいる人にはなじみのある論点も多く含まれます。たとえば iDeCoとNISAの違い や 配当金にかかる税金 の内容は、それぞれライフプランニングと資金計画(年金)・金融資産運用・タックスプランニングの分野と重なります。

合格率や合格基準から見た難易度は FP3級の合格率と難易度 にまとめています。計算問題の土台になる複利の考え方は、72の法則 で年数の目安と正確な値を比べています。

※この章の内容は 日本FP協会「試験問題・模範解答」「3級 試験科目及びその範囲」ページ より

所得税の所得控除と税額控除について、最も適切な記述を4択で選ばせるFP3級の演習問題の画面
当ブログの運営者が作っている「FP問題集」の FP3級・タックスプランニングの1問(2026年9月時点の実画面)。所得金額から差し引く「所得控除」と、算出した税額から差し引く「税額控除」の区別を問うもので、画面上部に「AI作成・出典つき」と表示しています。

問題を解いて確かめたい方のために、当ブログの運営者は FP問題集(FP3級) を作っています。問題文と解説はAIで作成し、各問に出典(法令・公式情報)と前提年度を付けています。冒頭の問題は登録なしで無料で解けるので、テキストを読んだあとの確認に使ってみてください。本記事の運営者は問題の監修はしておらず、合格を保証するものでもありません。


よくある質問(FAQ)

Q. FP3級のCBT試験の受検手数料はいくらですか? A. 日本FP協会・きんざいのどちらで受けても、学科試験4,000円、実技試験4,000円(非課税)です。日本FP協会では学科と実技をあわせて申し込むと8,000円です。いずれも決済手数料が別にかかります(出典:日本FP協会 2級・3級FP技能検定 試験要綱/きんざい FP3級ページ)。

Q. 日本FP協会ときんざいは、どちらで受けても同じですか? A. 学科試験は共通ですが、実技試験の科目が違います。日本FP協会は「資産設計提案業務」、きんざいは「個人資産相談業務」と「保険顧客資産相談業務」から選びます。申し込み後に科目は変えられないので、先に決めてから予約してください。

Q. FP3級のCBT試験はいつでも受けられますか? A. 休止期間を除いて、テストセンターの空いている日時から選べます。2026年度の休止期間は、2026年5月24日〜5月31日、2026年12月28日〜2027年1月5日、2027年3月25日〜3月31日です。休止期間中も受検の申し込みはできます(出典:日本FP協会・きんざいの試験日程)。

Q. 当日に電卓は持ち込めますか? A. 持ち込めません。計算機を含む私物はテストセンターのロッカー等に預けます。計算問題は、試験画面上に表示される計算機を使います。メモ用紙と筆記用具はテストセンターで貸し出されます(出典:日本FP協会 試験要綱)。

Q. 受検票は届きますか? A. 受検票は発行されません。予約の内容は、CBTソリューションズの受検者ページ(きんざいではマイページや予約完了メール)で自分で確認します。

Q. 合格はいつ分かりますか? A. 受検日の翌月中旬が合格発表日です。受検の直後にスコアレポートが渡されますが、日本FP協会の試験要綱では、合否は合格発表日に確定するためスコアレポートには記載されないとしています。結果は受検者ページ(きんざいはマイページ)で確認します。

Q. 不合格だったら、すぐに受け直せますか? A. 同じ科目は、受検した試験の合格発表日の翌日以降でないと受けられません。予約は受検日の翌日からできますが、受検日は合格発表日の翌日以後になります(出典:日本FP協会 試験要綱/きんざい FP3級ページ)。


まとめ

  • FP3級はCBT方式で、休止期間を除いてテストセンターの空いている日時から受検日を選べる
  • 学科は共通、実技は日本FP協会が資産設計提案業務、きんざいが個人資産相談業務・保険顧客資産相談業務。申し込み後に科目は変えられない
  • 受検手数料は学科・実技とも4,000円(非課税・決済手数料は別)
  • 当日は本人確認書類の原本が必須。私物は持ち込めず、メモ用紙・筆記用具は貸し出し、計算は画面の計算機
  • 合格発表は受検日の翌月中旬。同じ科目の受け直しは合格発表日の翌日以降

制度や日程は年度ごとに見直されることがあります。申し込む前に、日本FP協会・きんざいの公式ページで最新の情報を確認してください。


情報源・参考資料

最終更新日: 2026-10-13 / 次回見直し目安:2027年3月(2027年度の試験日程の公表後)


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※本記事は、FP技能検定の受検手続きに関する一般的な情報の整理を目的としたものです。試験の制度・日程・手数料は変更されることがあるため、最新の情報は日本FP協会・金融財政事情研究会の公式ページでご確認ください。 ※本記事は特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。